初めての水原です!
ソウルから1時間のところにある歴史都市。
世界遺産の水原華城と郊外にある民俗村、名産のカルビが有名。
水原華城は、ユネスコ世界文化遺産に登録されている城郭建築遺跡。
ソウル市内に2つある世界遺産の一つ「昌徳宮」と同じ1997年12月に登録されました
<水原華城>
「水原華城」は、朝鮮第22代王・正祖が父・思悼世子に対する孝心と
経済力を備えた新都市を建設しようと計画し、1794年〜1796年にかけて造られました。
城壁の全長は5.7キロメートルで城壁の上には、体を隠して敵を監視・攻撃できるよう、
いくつもの銃穴が空けられた女墻(胸壁)があります。
また、東西南北四方向に城門(蒼龍門(東)・華西門(西)・八達門(南)・長安門(北))
を設けるなど、他の城には見られない軍事施設を備えています。
城内には小川が流れており、小川と城壁が交差する所に水門が設置されています。
水門は7連のアーチ橋で構成され、その上には華虹門という楼閣があります。
華城は実学者と呼ばれる柳馨遠(1622〜1673)と丁若縺i1762〜1836)の意見を参考にし
設計されたもので、韓国の城郭の中でも科学的に最も優れているとの評価を受けています。
特に城郭の築城に石材と煉瓦を併用したことと、
矢と槍を防御しつつ銃砲を撃つことができる構造は大変優れたものとされています。
これまで長い年月の間に城郭がかなり損傷を受け、韓国戦争(朝鮮戦争)の動乱により
多くの施設が破損してしまったため1975年から補修・修復がなされ現在に至ります。
また、水原華城は1963年1月に史跡第3号に指定され、
1997年12月には昌徳宮とともにユネスコ世界文化遺産に登録されています。
※とにかく、暑かった!
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八達門(南門) |
八達門は4大門の一つ。
八達門という名前は、
方八方に道が開かれるという意味
が込められているそうです。
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長安門(北門) |
華城の北門、そして正門。
長安門は首都を意味し、
民が平和に暮らせるようにという願いが
込められているそうです。
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北東敵臺 |
長安門の東側にある攻撃してくる敵を
迎撃するための施設
黒い旗は北門周辺に立てられているそうです。
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華虹門 |
水原華城で唯一の水門
7つのアーチ型の門がある
石橋の上に楼閣が建立
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新豊樓(華城行宮) |
「行宮」とは王が地方へ訪問する際に
利用する施設ですが、
正祖は水原への遷都を計画していたため、
御所としての機能も備えることとなりました。
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城郭 |
1794年に着工し、2年9カ月をかけて
完成した城郭は全長5.7km
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